Ryan Adams / Rock N Roll (2003)



Genre: Alternative/Rock/Folk
For Fans of: The Strokes, Kings of Leon, Fleet Foxes
Country: North Carolina, US
Label: Lost Highway


1. This Is It
2. Shallow
3. 1974
4. Wish You Were Here
5. So Alive
6. Luminol
7. Burning Photographs
8. She's Lost Total Control
9. Note To Self: Don't Die
10. Rock N Roll
11. Anybody Wanna Take Me Home
12. Do Miss America
13. Boys
14. The Drugs Not Working

Myspace

This Is It


作品毎に色を変えていくRyan Adamsの作品の中でも賛否両論のこの4thアルバム。彼の奏でるアメリカのルーツサウンド(カントリー・フォーク)に、何処か内省的な要素があるところが人気だったりする(新世代オルタナフォークの旗手と言われてた)わけですが、今作はタイトルのようにロックンロールしてます。ファンとしてもそういうロックな曲は以前からプレイされていたわけで、願ってもない!という声が大半だったのかもしれません。しかし、いかんせんそのサウンド・・・というか曲そのものが、人気ロックバンドの焼き直しのようなものがアルバムに収録されていたわけで。

「あれ?なんかこれ〇〇っぽいなぁ~」というレビューも良く見かけますし、僕もまた同意する意見も多くありました。(例えばM1"This Is It"はThe Strokes、M2"Shallow"は初期Oasis、M5"So Alive"はU2など・・・)
実際僕も最初は「ん~」って感じだったんです。2ndの「Gold」のようなキャッチーで泥臭いサウンドが大好きだったので。("New York, New York"は名曲!)

でも何回も聴くうちに、「逆に凄いな・・・!」と思えるようになりまして(笑) 要は良いロックバンドのツボを押さえていて、それをサラッと真似できちゃうんですもんね。こういう事も出来るんだぜ?という彼の息抜き的なアルバムなのかもしれません。そう思えるようになったら急に良いアルバムな気がしてきて(笑)

So Alive


例えまんまU2と言われても僕はこの曲がむちゃくちゃ大好きです。ギターフレーズがたまらなくソレっぽくてたまんないです(笑) 彼らしい魅力がたっぷり!・・・という曲ではないですが、彼の最高の曲だとも思います。


Anybody Want to Take Me Home


これはThe Replacementsっぽいですね。アレンジとか雰囲気が。まぁ全ての曲を粗探しみたいな事をするつもりはありませんし・・・大体そうやって突っ込んでいっても面白く無いですからね(汗)
でもこの曲は彼らしいルーツが感じられる暖かいナンバーでもあります。素晴らしい。


"Do Miss America"にはGreen DayBillie Joe Armstrongがコーラスで参加しています。この曲もカントリーっぽい郷土ロック。郷土ロックって何だ(笑) 凄く良い曲なんですが、Youtubeになかったので、是非CDを買って聴いてみて下さい。

しかし最近僕の好きなアーティストと結構被っているBillie Joe Armstrong氏に勝手に親近感が湧いてきまして・・・(笑)以前よりもGreen Dayが好きになってきました。「Green Day好きとかガキだなwww」とか言われた、あるいは言われてるのを見たことがありますが、そらそうだろうと言い返してやりたいですね。彼らの音、つまりパンクロックはキッズに向けたサウンドであって(今は違いますけど)、一番響くのがティーンの世代であるべきであって・・・だったら体は大人、心はティーンの僕が感動してもいいだろうと。いやだからこそ、そんな僕に「ガキだなww」と言ったのか。納得(笑)


話はそれましたが、Ryan Adamsのこのアルバムは入門編としては何というか一番キャッチーでもってこいという気もしますが、これが彼らしいアルバムでは決してないというか・・・ある意味彼らしいですが・・・。彼のオススメはGoldやEasy Tigerだと思います。それらを聞いた後に聞くと良いかもしれませんね。じゃあなんでそっちを先にレビューしないのかって聞かれるとぐうの音もでませんよね。ぐう。


The Drugs Not Working





0 コメント: