Rasmus Faber Presents Platina Jazz / Anime Standards Vol.1 (2009)



Genre: Jazz/Pop/Anime
For Fans of: All That Jazz, Silent Jazz Case, 8ch.
Country: Sweden.
Label: Victor Entertainment
Official: http://www.jvcmusic.co.jp/-/Artist/A022858.html

1. ハレ晴レユカイ(「涼宮ハルヒの憂鬱」より)
2. ハッピー☆マテリアル(「魔法先生ネギま!」より)
3. Genesis of Aquarion(「創聖のアクエリオン」より)
4. 星間飛行(「マクロスFrontier」より)
5. 水の証(「機動戦士ガンダムSEED」より)
6. コスモスに君と(「伝説巨神イデオン」より)
7. 君をのせて(「天空の城ラピュタ」より)
8. そらのむこう(「ひぐらしのなく頃に解」より)
9. 時の記憶(「ぼくの地球を守って」より)
10. Thanatos - If I Can't Be Yours -(「新世紀エヴァンゲリオン」より)
11. オネアミスの翼~メイン・テーマ(「王立宇宙軍 オネアミスの翼」より)
12. 光の天使(「幻魔大戦」より)
13. 夢色のスプーン(「スプーンおばさん」より)
14. 炎のたからもの(「ルパン三世 -カリオストロの城」より)
15. ガーネット(「時をかける少女」より)
16. Doll(「ガンスリンガー・ガール」より)
17. 空へ…(「ロミオの青い空」より)
18. Voices(「マクロスプラス」より)

Platina Jazz - ハッピー☆マテリアル & 創聖のアクエリオン


彼らのアニメソングカバーアルバムの4作目がリリースされるので、この機会に過去作をレビューして行きたいと思います。

この作品をより楽しむためには、当然原曲を聴き込んでいたり、知っている曲が多い方が良いですね。まあ当たり前ですが。「リズムがシャッフルしてると、こうも印象が違うか」「殆ど別の曲だけど、サビのあのフレーズがあるとやっぱりあの曲って分かるな…」とか色んな楽しみ方がありますが、やはり原曲ありきであるのは間違いないと思うので。とは言え、入れ込み過ぎた曲があると、「やっぱ原曲だよな」という事になってしまうので…まあカバー作品なので、程々の期待で聴くのが一番かも?

Platina Jazz - 星間飛行


こうぱっと見ると、菅野よう子氏が手がけた楽曲が3曲(星間飛行/時の記憶/Voices)も収録されていますね。コード感や展開がジャズとの相性が良いんでしょうかね?
星間飛行」は原曲のポジティブな勢いに負けること無く、ビッグバンド・ジャズ風に明るくスウィングしています。「時の記憶」は原曲の神秘的かつ悲しい雰囲気を包み込みような優しさがあります。バリトンサックスの低音が安心感を与えているのかもしれませんね。何故アニメはあんな中途半端に終わったのだ。「Voices」は、トランペットがまたムーディーな雰囲気を演出していますね。
どれも原曲とはまた違った雰囲気になっているので好みは別れると思いますが、主旋律は健在なので違和感はそこまで感じないはずです。

時の記憶 (ぼくの地球を守って ED)

※原曲の方です。幾ら何でもあの終わり方は納得がいかない。まあ原作読んで補完しましたが。

しかし幻魔大戦とか伝説巨神イデオンとかの選曲が渋いですね。ほぼシリーズ全作そうですが、幅広い世代のアニメソングからの選曲になっており、大人から大きいお友達まで楽しめる作品かもしれませんね。

個人的に気に入ったのが、幻魔大戦やイデオンもそうですが、エヴァの「Thanatos」にスプーンおばさんの「夢色のスプーン」、ロミオの青い空の「空へ…」が良かったですね。
「Thanatos」に関しては、もう原曲からしてムードたっぷりで、そらもうピッタリだろうなという感じですし。アレンジはボサ・ノヴァな感じで、原曲のちょっと重い(作品のテーマそのものが決して軽いものではなかったですしね)雰囲気をさらっと軽快にプレイしています。「夢色のスプーン」みたいなベースのゴーストノートが利いた跳ねた感じの曲は、シャッフルビートにした時に相性が良い気がします。と言うことは「コブラ」とか「今、地球がめざめる」とか…ありなんじゃないですか(期待)
「空へ…」は作品の物悲しさが損なわれること無く、ピアノが奏でる切ない旋律に胸を打たれます。

Platina Jazz - コスモスに君と & 炎のたからもの & 時の記憶


確かに全体的に良い雰囲気ですね。どれも似通ったアレンジになることはなく、原曲の雰囲気を意識したアレンジもあり、敢えて無視したかのように崩した曲等、アルバムを通して楽しませてくれますね。いくつかアニメソング×ジャズな作品を聴きましたが、このシリーズが一番オススメかなあと思います。他のは大体同じアレンジだったりしてちょっと詰まらないので。
確かにこのシリーズが人気出るのも分かる気がします。

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