Richie Kotzen / Something To Say (1997)



Genre: Blues/Rock/Soul
For Fans of: Aerosmith, Whitesnake, MR.BIG.
Country: Pennsylvania, US.
Label: Spitfire Records

1. Something To Say
2. What Makes A Man
3. The Bitter End
4. Faded
5. Let Me In
6. Rust
7. Ready
8. Aberdine
9. Holy Man
10. Camoflage
11. Turned Out

Myspace

What Makes A Man


毎年の様にソロなりプロジェクト等でリリースしているRichie Kotzenですが、個人的にRichie Kotzenの作品は"What Is (1999)"、"Something To Say (2000)"、"Slow (2001)"、"Change (2003)"がオススメです。何でココら辺のアルバムが好きかって言うと、曲のバラエティに富んでいて、ギターを弾きまくっていないんですよ。ギタリストのソロにありがちな、派手派手の装飾過多なギタープレイはあまりなく、要所要所に効果的に入るギターフレーズ・ソロが凄く気持ちよく決まるんです。
まぁ大体ギタリストのソロ作なんて、そういう引きまくりなギタープレイが聴きたいからチェックするんでしょうが、僕はRichieをギタリストというよりは、ソングライターとして期待している節があるので、両方の魅力が楽しめる作品が好きなわけです。

そうすると上記のアルバム辺りが好みなんですよね。泥臭いハードロックもあれば、ブルーススケールのメロウな曲もあり、ブラックフィーリングたっぷりのファンキーな曲、シンプルなモダンロックサウンド等引き出しの多い人です。そうなるとアルバムのカラーがハッキリしているよりは、こういうバラエティに富んでいた方が良いんですよね。正にシンガーソングライターのアルバムを聴く様な楽しみ方ですが。

The Bitter End


名盤"Mother Heads Family Reunion (1994)"のようなブラックフィーリング満載なブルースロックも素晴らしいですけどね。あれで完全にブルース、ファンク色の強いハードロックサウンドが持ち味!っていうのを知らしめましたよね。
しかし今作、"Something To Say"ではそういう彼のファンキーなギターはやや鳴りを潜めています。その分メロウなギターの曲が際立ってよく聴こえます。

元々モータウン系やPrince等のアーティストを好んでいるらしく、ソウルフルでブラックなサウンドへの傾倒もあるみたいで、メロディも凄く聴き応えがあります。
アルバムとしてのバランスにバラツキがある感は否めないし、突き抜けた名盤ではないけれど、佳曲が随所に散りばめられた愛蔵盤としてずっと大事にしたいアルバムでもあります。何より"Rust"が名曲過ぎて、この曲のためだけに買っても良いと思います。僕はその為だけに買いました。

Rust


甘いギターもそうだし、R&B的なメロウなコーラスが素晴らし過ぎる。
このアルバムには"The Bitter End"、"Rush"、"Ready"のようなメロウなギター・フレーズの曲が入っていてたまんないんですよ。こういう曲がもう凄い大好きなんですよ。、Curtis Mayfieldなら"People Get Ready"、Jimi Hendrixなら"Little Wing"、Jeff Beckなら"A Day In The Life"、John Mayerなら"Slow Dancing In A Burning Room"だし。

勿論ロックでハードなナンバーも魅力的ですけどね。今作はメロウな曲の方が素敵です。ちなみにブラックなロックが聴きたい人は"Mother Heads~"をオススメです。あるいはMR.BIGな曲を聞きたければ、"Change"がオススメです。

Ready





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