Noah and the Whale / Last Night on Earth (2011)



Genre: Indie/Folk/Rock
For Fans of: The Arcade Fire, Belle & Sebastian, Fleet Foxes.
Country: London, UK
Label: Mercury Records

1. Life is Life
2. Tonight's The Kind of Night
3. L.I.F.E.G.O.E.S.O.N
4. Wild Thing
5. Give It All Back
6. Just Before We Met
7. Paradise Stars
8. Waiting For My Chance To Come
9. The Line
10. Old Joy

Myspace

L.I.F.E.G.O.E.S.O.N


2011のBrit AwardsのBest British FemaleやNME AwardsのBest Solo Artistを受賞したLaura Marlingや、Emmy The GreatのEmma-Lee Mossが在籍していたIndie Folkバンド、Noah and the Whaleの3rdアルバムれぶー。

このバンドは知らなかったんですけど、今年のFuji Rock'11にも出るらしいので、チェックをしてみることに。すると「ほうほうなるほど!!」と言わんばかりに僕のツボを付いてくるかのようなサウンド。
フォーキーであることもツボなんですが、押さえ気味なエレクトロアレンジが曲調をメランコリックにしすぎずに、ポップにしてくれてるとこも良い!
この曲のゴスペルチックなコーラスも良いですね。徐々にストリングスが入ってきて、曲の盛り上がりと共にスケールがでかくなってくのも素晴らしい展開。

Life Is Life


この曲は一番好き!フォークトロニカみたいに、エレクトロとフォークが綺麗に融合して、極上の透き通った空気感を漂わせています。LAでの収録だそうですが、アメリカの空気は肌が合ったんでしょうかね?泥臭い・・・とは言いませんが、US音楽の粘っこい感じも出てます。上述のゴスペルチックなコーラスのせいだと思うんですけどね。サビで数人のコーラスが裏でメロディを力強く繰り返す感じがゴスペルっぽい。ってかライブ上手いな。

そんな素晴らしいソングライティングをする中心メンバーのFinkは上述のLauraと付き合ってたらしいんですが、1stリリース直前に、別れて脱退してしまったそうな。そのせいで、2ndは1stのようなゆるゆるポップフォークって感じではなく、ちょっと難解でシリアスなものになってしまったそう。そしてこの3rdに関しては、1stの時のようなポップネスを取り戻したそうな。きっと吹っ切れたんでしょうね(笑)
そういう意味でも人間味が溢れるバンドで、愛着が湧いてきましたよ(笑)


70年代のフォークロック、あるいはカントリーのような曲ですね。もろUS!って感じがしますね。随所にエレクトロなアレンジがあって、今っぽいサウンドになってますけど。
彼らに、今までの音楽にエレクトロな要素を導入するバンドは多いです。まぁ音楽ツールも常に新しく進化し、そういうモノを取り入れていくのは自然なんですが、やはり抵抗がある時があります。
「何でもかんでもエレクトロな要素を入れりゃいいってもんじゃねえぞ!」みたいな(笑)
でもこのバンドにはそういった忌避感は無かったんですよね。やっぱりそこには、単純にグッドメロディって言う、ずっと聞いてられる音楽そのものの良さがあるからだと思うんです。

ちなみに、僕はエレクトロに否定的な感じでよく喋りますが、僕が一番最初に習った楽器は「エレクトーン」です。打ち込み要素・エレクトロ要素の権化みたいな楽器です。ドラムを打ち込んで、右手でメロディ、左手でコード、左足でベース部分を弾くという、一人バンドみたいなことが出来る楽器。それをずっと扱っていた人間がエレクトロを否定できようか、いや出来ない。
つまりエレクトロ大好きです。

まぁ好きだからこそ、厳しくなるというか・・・。エレクトロ要素入れて良いバンドもいるし、ダメなバンドもいる。どのジャンルだってそうですよね。ただ近年の産業ポップと化したメジャーシーンに置いて、安易にエレクトロという要素を導入するアーティストが多すぎるので、少し食傷気味というか、嫌気がさしているというわけです。


まぁ僕のことなんてどうでもいいですね。僕が言いたかったのは、このバンドは凄く良いバンドですし、来日もするってんだから見逃せないですよってことです!


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